ベルターニ

イタリアでピエモンテ州、トスカーナ州と並ぶワインの銘醸地ヴェネト州。その中心ともいえるヴェローナの地で高品質ワインを造り続けるベルターニ社は、後にその功績によってカヴァリエーレ(=ナイト)の称号を与えられるベルターニ兄弟によって1857年ヴェローナ初のワイナリーとして設立されました。ベルターニ兄弟は当時すでにイタリア国内だけでなく「世界で」認められるワインを目指した先駆的な人物です。
ベルターニが誇る特別なワイン、アマローネ。畑から熟成までこだわりぬいてヴァルポリチェッラ・クラッシコ地区の中心に、65haにわたって広がるTenuta Novare(ノーヴァレ農園)には、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ、カベルネ・ソーヴィニョンなどが栽培されています。そのうち、アマローネに使用されるのは、コルヴィーナ・ヴェロネーゼとロンディネッラの2種です(1990年ヴィンテージまではモリナーラも使われていました。)。
また、アマローネ・クラッシコにはあらゆる標高に位置する、南から南東向きの畑で収穫されたブドウが使われます。点在する小さな畑から収穫したブドウを集めて醸造するため、非常に複雑な味わいを持つワインとなります。畑は石灰質土壌で、エレガントで長熟タイプのワインを造るためのブドウ栽培に理想的な土壌です。 コルヴィーナ・ヴェロネーゼとロンディネッラはグイヨー・スパリエラ仕立てで栽培されています。この仕立てにより、ブドウはバランスよく、ストレスなく成長することができます。
他の偉大なワイン同様、アマローネ・クラッシコもその品質は畑で決定づけられます。傷ついたブドウは陰干しにすることはできず、また何より傷のない果実の表皮には、発酵のために必要な自然酵母が付着するため、健康なブドウを栽培、収穫することはとても重要になります。 ブドウの収穫は、すべて職人の手作業で行われます。 この収穫作業は非常に重要で、格段の注意を要し、良質の健康なブドウのみを 選別しています。
万が一、雑な扱いによってブドウに傷がつくと、この後に続く陰干しの過程も すべて台無しになってしまうため、細心の注意を払って収穫が行われます。
厳選されたブドウは、スノコの上に並べられ、風通しのよい屋根裏部屋で 約4ヶ月以上陰干しさせます。特に最初の期間は、ブドウは水分を多く含み、 皮が押しつぶされる可能性があるので、最もデリケートな時期と言えます。 この時期に皮に傷がつくと、まだ気温も高く腐敗が進むのが早いため、 慎重な作業が必要とされます。陰干しの過程においては、脱水機などは一切使わず、 湿度が高いときは窓を開閉して風を通すか、扇風機で 風を送るのみで自然に行われます。
また、ブドウは陰干しが終了する翌年1月末まで毎日様子を見ながら、不良果実は取り除かれ、品質管理されています。 長い陰干し期間を経たブドウは水分の1/3の量が蒸発し、 糖度が凝縮、十分な酸とアルコール度が得られます。
また、アマローネ・クラッシコを特徴づける独特の香りも この陰干しブドウを使って醸造することによるもので、フレッシュなブドウを使って醸造する他のワインとは全く 異なる特徴を持っています。
陰干しされたブドウをさらに選別、圧搾し、ガラスコーティングされたセメント タンク内で、陰干ししたブドウに付着している酵母の働きによって、非常に ゆっくりと40日以上の時間をかけてアルコール発酵させます。長時間、モストと果皮が接触しているため、色、香りの成分やエキス分が しっかりと抽出できます。アルコール発酵が終わると、ワインはオークの大樽(60〜80HL)で 6年熟成させます。アマローネD.O.C.G.の熟成期間の規定は2年ですが、ベルターニ社ではゆっくりと時間をかけてバランスのとれた落ち着いたワインに仕上げていきます。その後瓶詰めされ、1年以上の瓶内熟成を経てリリースされます。

以上輸入元資料より抜粋


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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシッコ[2006]

ベルターニ社の最高傑作であるアマローネ。ファーストヴィンテージは1959年です。「長い陰干し」、「ゆっくりとしたアルコール発酵」、「最低6年の樽熟成」を経て造り上げられました。長い熟成から醸し出された重厚な味わいと、果実の芳醇な香りが感じられるエレガントなワインです。
750ml   特価ワイン 税込9990円

生産地:イタリア、ヴェネト地方
味のタイプ : 赤・フルボディ
アルコール度: 15%
ブドウ品種 : コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ
平均樹齢 :
平均年間生産量 :