ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
マニュエルとヴァンサンは2000年にドメーヌ・グロージュで一緒に働いた後、2004年エマニュエルはドメーヌ・デファンの栽培醸造責任者、ヴァンサンはDRCとデュジャックが立ち上げたドメーヌ・トリエンヌの栽培醸造責任者の経験を経て2009年アルデッシュに自らのドメーヌを起ち上げる。気候は地中海性気候で夏は暑く乾燥しやすいが、大陸性の気候や山間のミクロクリマも左右し、年間を通じて適度な雨も降る。また、昼と夜の寒暖の差が激しくブドウの成熟に適している。
以上輸入元資料より抜粋
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VdF ヴァン・ニュ・ルージュ[2023] ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けています。2024年は長期熟成向きの当たり年で、清涼感のある玄武岩のリュサス地区、そして骨格のある石灰質のモンフルーリー地区のグルナッシュを混ぜて仕込みました。開花期に激しい雨が降り一部の花が流れるほどの天候に見舞われ、収穫直前にも再び大雨が降りブドウの破裂による腐敗が懸念されましたが、幸運にもその後ミストラルの北風が吹き抜け余分な水分を一気に乾かしてくれました。結果として酸をしっかり残しながらも完熟した、近年まれに見るモンスター級の高品質なブドウを収穫。出来上がったワインは、滑らかかつ濃厚でボリューム感があり、いつもよりも熟した果実の凝縮感が際立ち、それでいてフレッシュな酸味があり味わいに重さはなく、メリハリの効いたバランスが感じられます。今飲むのであれば牛や鹿などの赤身肉と合わせて、そうでなければ後数年寝かせて果実のボリュームの中に隠れている色気を最大限に引き出したい…そんなポテンシャルのある魅力的なワイン!ちなみに開栓直後はワインに残る微量なガスがタンニンを引き締める為、カラフェしてガスを抜いてから楽しむのがオススメです。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3685円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :グルナッシュ100%
■ 平均樹齢 :27〜57年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ジグ・ザグ[2024] ワイン名はZig-Zag(紆余曲折)で、当初一番ワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられました。2024年は降雨に当たりながらもブドウの完熟をじっくりと待つことができた当たり年で、石灰質土壌のモンフルーリー地区のシラーと古樹のグルナッシュをアッサンブラージュ。7月に雹を含む大雨、そして収穫直前に再度大雨が降ったものの、その後ミストラルの北風が吹き抜けたことで、腐敗を免れたブドウは健全な状態で完熟。醸造は教科書のように全てが順調で、出来上がったワインはアルコール度数14%という力強さを秘めながらも、まるで絹のように滑らかなテクスチャーが舌を包み込み、ストラクチャーの中にフィネスが感じられるのが特徴。濃厚な果実味が口の中で優しく溶けていくような感覚は、まさに「ドゥー・テール」マジック!エマニュエル曰く「このワインは自分たちの収穫日が間違いではなかったことを証明する最高の自信作」とのこと。収穫直前の大雨による腐敗リスクを見事に乗り越え、むしろその困難をさらなる高みへと昇華させた彼らのチャレンジ、その結晶が感じられる渾身の一本! ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3993円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :シラー50%、グルナッシュ50%
■ 平均樹齢 :30〜53年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ヴァン・ニュ・ブラン[2023] ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けています。2024年は近年水不足が続くアルデッシュには珍しく雨の多いヴィンテージで、シャルドネ、ユニブラン共に7月の局地的な雹の被害を受けながらも、満足のいく収量を確保。収穫直前に大雨の予報が出ていた為、7月の雹の二の舞を避けるべく少し早めに収穫を敢行(実際にその後60oの大雨が降ったそう)した結果、アルコール度数は控えめでライトなワインに仕上がりました。醸造においてはシャルドネがとても順調だった反面、ユニ・ブランは雹のダメージがシャルドネよりも大きかったせいか、発酵がスムーズに行かず途中ボラティルが急上昇した為、今回はアッサンブラージュを見送りシャルドネ単独で仕込んでいます。出来上がったワインは、久々にフレッシュな酸味を感じる軽快なヴァン・ド・ソワフ!石灰土壌から来るチョーキーなミネラルと清涼感のあるハーブの様なほろ苦さの絶妙な調和が最高に心地よく、シンプルかつ真っ直ぐな味わい。SO2無添加でこれだけのきれいなワインをつくり上げる「ドゥー・テール」の2人には唯々リスペクト! ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3685円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :28年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ラドレ[2023] ワイン名は「南向きの日の当たる斜面」という意味があり、その名の通り標高400mの丘陵の南向き斜面にある畑に植えられたヴィオニエ100%で造るワイン。2024年は雨が多く、ミルデューが猛威を振るったヴィンテージ。収穫のタイミングについて、エマニュエル自身はブドウの完熟を待ちたかったのですが、直前に大雨の予報があった為、予定より1週間早く収穫に取り掛かったとのこと。醸造は教科書のように発酵が順調で、当初は前年のように100%タンク熟成で仕上げる予定でしたが、発酵終了前のワインが閉じていた上に還元も強かった為、急きょ40%を樽熟成に変更。出来上がったワインは、いつも以上にフレッシュで爽やかな酸が際立ち、クリスタルのような透明感と清涼感が心地よく、味わいのバランスも絶妙。いつものヴィオニエに感じられるアプリコットやヨーグルトのニュアンスは控えめで、ブラインドで飲めばまるでソーヴィニョン・ブランやヴェルメンティーノのようなグラッシーな品種を彷彿させる魚介料理にぴったりのワイン! ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3993円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :ヴィオニエ100%
■ 平均樹齢 :14〜29年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF シレーヌ[2023] ワイン名はギリシャ神話に出てくる酒の神「デュオニュソス」の従者で酔っぱらいの「シレーノス」から名付けられました。2023年はドゥー・テールの自信作で、8月下旬にシロコと呼ばれる熱風により一時はブドウがレーズンのように萎びかけましたが、9月中旬の収穫直前に降った10oにも満たない少量の雨により復活。再びブドウは生気を取り戻し、最終的に40hL/haを超えるそこそこの収量を確保できました。醸造は熟成前にワインを安定させるために、マセラシオン後にフリーランのワインとプレスのワインを別々のタンクに分け、それぞれ完全に発酵を終わらせてからアッサンブラージュをして樽入れ。出来上がったワインはリッチかつふくよかで、ミュールなどの黒い果実のジャムのような完熟した甘みを感じる、太陽の年ならではの濃厚な味わいが口に広がります。一方で、凝縮した果実味の中に清涼感とタンニンの滑らかさがあり、ボルドーのメルローにはないバザルト土壌から来るアルデッシュならではの軽快さがきちんと残っているところが非常に興味深いです。今飲むのであればワインの濃厚さにマッチするジビエ料理がベストですが、エマニュエル自身の本音は「久々の自信作ゆえ出来ればあと数年寝かせて熟成の進化を楽しんでほしい」とのこと。彼曰く「あと数年寝かせることにより若いワインにあるインキーな香りも飛び、濃厚な果実味ももう少しこなれて、最高に滑らかで味わい深いメルローに化けること間違いなし」とのこと! ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3685円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :メルロー100%
■ 平均樹齢 :43年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF シレーヌ[2021] ワイン名はギリシャ神話に出てくる酒の神「デュオニュソス」の従者で酔っぱらいの「シレーノス」から名付けられました。こちらは2年以上寝かせた2021年で、満を持しての再リリースです。前回リリース時に、寝かせると更に化けそうと予感していた通りで、2年間ちょっとでこんなに違うのか!?という大きな変化を遂げています。香りの立ち上がりがよく、思わず唸る美味しさ。色合いは前回より赤みがかかった濃い紫で、カシス、メントール、バラの花弁に加えて、トリュフやシャンピニオンの香りが出てきています。タンニンは柔らかく細やかで、果実感が華やか。コクの中にある清涼感と、フィネスのある上品な味わいは相変わらず健在。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3850円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :メルロー100%
■ 平均樹齢 :41年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ポラティム[2023] ワイン名はラテン語で「徐々に、少しずつ」という意味があり、ファーストヴィンテージの発酵期間が18ヶ月と非常にゆっくりだったことと、このワインのシャルドネを売っていたルイ・ラトゥール社との販売契約終了の際に長い交渉時間を要したことが掛けられています。2023年は開花時のミルデューと、8月終わりから続いたSiroco(シロコ)と呼ばれるアフリカから上がる熱風の影響により、収量が例年よりも若干少なめ。このシロコは連日熱帯夜を生み、昼夜を通した猛暑によりブドウの酸が一気に落ちてしまいました。醸造はブドウの窒素が不足していたにもかかわらず発酵がはスムーズに終了。分析結果を見るとボラティル値が0.6g/Lといつもよりも高かったのですが、エマニュエル曰く「この酢酸が結果的に落ちた酸を補う絶妙な味わいのバランスを整える役割を果たしてくれている」とのこと。出来上がったワインは、黄桃やパイナップルなどイエローフルーツのような完熟感があり、鼻から抜けるバニラやバナナのようなフレーバーが華やかで、ブラインドだとマコンの村名クラスのワインを彷彿させます。香り華やかな今がまさに飲み頃ですが、ボリュームあるエキスの中心に凝縮したミネラルがあり、あと数年寝かせてみるのも面白そう! ※SO2無添加、ノンフィルター。 ―以下リアルワインガイド53号より抜粋― 中原めいこの歌がぐるぐる回る!?南国トロピカルフルーツの香りですぐにこの場所からトリップできる白。味わいも熟れたパイナップル、熟したパパイヤに少しミラベルなどなど。辛口なのにアフターの果実味がハチミツのようにふくよかで、それらを心地よい酸味が支えています。更に、熟れた白イチジクの香りとテロワールがあり、冷やしても美味しいし、やや温度を上げても美味。もやもやした濁り具合が、白過ぎない日の万座温泉のようでそそる色合いです。(今飲んで89+ ポテンシャル90)※掲載ヴィンテージは2013年 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :55年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ラ・ルブール[2023] コンセプトは「メルロー主体の飲みやすいアッサンブラージュの赤」で、ワイン名は収穫が終わった後に催される宴、いわば「収穫祭」の意味(フランスでは収穫祭の呼び名が色々と各地で異なり、アルデッシュ地方では「La Reboule」と呼ばれます)。なので「ジャ・ジャ」がリリースされる前はプリムールと言えばこの「ラ・ルブール」でした。マニュ曰く「ボルドーにはないアルデッシュならではのシルキーかつジューシーなヴァン・ド・ソワフを目指している」とのことで、毎年味わいを安定させるためにメルロー以外のアッサンブラージュが重要となってきます。2023年はメルローが55hL/haと収量に恵まれ、ブドウ焼けで傷んだサンソーとシラーを直接プレスしてブレンド(25%)。マニュエル曰く「収穫した当初メルローの潜在アルコール度数が12.5%と低くブドウの完熟が心配だったが、最終的にワインの味わいに未熟な青さもなく、酸と凝縮味のあるパーフェクトなタイミングでブドウを取り入れることができた」とのこと。出来上がったワインは、メルローの風味がありながらコクのある凝縮味に角がなく、ジューシーで球体のような柔らかい果実味が最高!ワイン名の通り、みんなで食事中に軽く1本空けたくなるような、オールマイティーなワインです。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 ―以下リアルワインガイド53号より抜粋― 二千円台前半のナチュラルなヴァン・ド・ソワフだよね。なら良んじゃない。テイスティング中は価格がわからないからね。高かったらいらんがリーズナブルなら欲しい・・・と言う判断だね。シラー風な感覚だったけどカベルネ、メルロ、グルナッシュ。黒胡椒、透明・白色の軽めのミネラリティ、軽快で甘くなくパレットはやや角があるけどボディは時間が経っても崩れそうにないほどしっかりしてる。揮発酸もなくてピュアでいいね。(今飲んで88+ ポテンシャル89+)※掲載ヴィンテージは2014年 750ml 税込3355円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :メルロー75%、シラー15%、サンソー10%
■ 平均樹齢 :36年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ジグ・ザグ[2023] ワイン名はZig-Zag(紆余曲折)で、当初一番ワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられました。2023年は降雨量に恵まれたと同時にブドウ焼けするほどの猛暑が混在するような年で、マニュエル曰く「収穫したブドウは酸とアントシアニンが多く、偶然ではあるが正にワイン名ジグ・ザグのようなメリハリの効いた奥行きのあるグランヴァンに仕上がった」とのこと。出来上がったワインは芳醇かつコクのある果実味がスマートで、シラーを主体とした味わいがきれいに整っています。ブラインドだとローヌのサンジョゼフやコルナスを彷彿させるようなフィネスもあり、酒質の柔らかさの中に上品な骨格のあるスタイ ルは正にドゥーテールの真骨頂と言えます。 ※SO2無添加、ノンフィルター。 750ml 税込3993円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :シラー60%、グルナッシュ40%
■ 平均樹齢 :29〜52年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ジャジャ[2023] 例年メルローをベースに、その年最も収量の多いブドウをアッサンブラージュし、プリムールに仕立てたのが「ジャ・ジャ(安物のワインという意味)」ですが、2023年はブドウの熟しがまちまちだった為、今回はミルデューやブドウ焼けの被害、また未熟なブドウは全て収穫後直接プレスし、そのジュースに全房のメルローを漬け込みアンフュージョンで仕込みました。出来上がったワインは、前年よりも直接プレスの比率が多い分、さらに瑞々しくフルーティーさが増しています。ピクニックやバーベキューのシーンに、白ワインと一緒にキンキンに冷やしても飲めるような肩ひじの張らない究極のヴァン・ド・ソワフ! 750ml 税込2882円 |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :メルロー25%、シラー25%、サンソー20%、グルナッシュ20%、カリニャン10%
■ 平均樹齢 :4〜42年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ブリック・ア・ブラック[2022] ワイン名は「雑多な骨董品」という意味があり、以前に初リリースしたワインの味が不安定だったことからこの名前を付けました。最初のリリースから12年経った今は、シラーの牙城であるローヌの名だたるアペラシオンを軽く凌駕するような洗練されたワインに進化。2022年は、かつてないほどブドウが早熟の年。醸造は順調で、発酵に勢いがあり、ボラティルの問題もなくまるで教科書のお手本となるように終わらせることができました。出来上がったワインは、完熟した果実味と骨格のあるボディーとのハーモニーが絶妙な上品に洗練された味わいに仕上がっています。お世辞抜きで、ブラインドだとサンジョセフやコルナス、エルミタージュを彷彿させます。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :シラー100%
■ 平均樹齢 :46年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ラ・クロワゼ[2022] ワイン名は「交差点」という意味があり、畑がちょうどMirabel地区とLussas地区の交わるところにあることから名付けられた、良い年にしか造られないトップキュヴェ。2022年はブドウが早熟で、収穫日が9月上旬と例年よりも2週間以上早かったにもかかわらず、ブドウの潜在アルコール度数は15%近くまでありました。一方で日照りにより途中成熟にブレーキがかかったことで、ブドウに酸がしっかりと残りました。醸造はワインが重たくなり過ぎないよう、マセラシオン中はルモンタージュもピジャージュも一切行わず、極力醸しのブドウに触れずに抽出を最小限に抑えました。出来上がったワインは、抽出を抑えた効果もあり、アルコール度数14.5%のワインと思えないほど果実味が明るく、エレガントでフィネスある味わいに仕上がっています。「ブリック・ア・ブラック」がローヌの「コルナス」だとしたら、「ラ・クロワゼ」はブラインドだと上品な「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」を彷彿させるような色気があります。マニュエル曰く「すぐ開けるのが惜しいくらいワインにポテンシャルがあるので、できれば最低5年は寝かせてほしい」とのこと。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :グルナッシュ100%
■ 平均樹齢 :43年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF リーパイユ[2022] ワイン名は「贅沢な食事」という意味があり、通常のカリニャンとは思えない上品な味わいを奏でることからこの名前が付けられました。1haあるカリニャンの畑のうち0.7haが古樹の区画で、近年樹勢の衰えや木の病気エスカが目立つようになった為、やむなく今年2023年2月に伐根を決意。これによりカリニャンの7割を失った為、結果的に2022年がリーパイユ最後の年となりました。2022年はブドウがかつてないほど早熟の年で、夏の日照りと猛暑により酸がブロックされ、その後収穫直前に降った雨が潜在アルコール度数を下げたことで、収穫したブドウは黒々と色素がありながらもカリニャンとは思えない程の瑞々しさ。醸造はワインにフレッシュさを与えるために若木のブドウは全房のマセラシオン・カルボニック、そして古木のブドウは全て除梗しタンニンの抽出を抑えるためにピジャージュ無し。出来上がったワインは、一瞬ピノノワールと勘違いするほど果実味がチャーミングで酸もしっかり。タンニンは繊細で優しく、口の中でとろけるしなやかなコクが官能的でノックアウト必至。最後に相応しいキラキラしたワイン! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :カリニャン100%
■ 平均樹齢 :7〜65年
■ 平均年間生産量 :本
VdF ヴァン・ニュ・ブラン マセラシオン[2015] 2015年が「ヴァン・ニュ マセラシオン」の最後のミレジム。このワインは特にコストパフォーマンスが高く、現地でも引き合いがものすごく強いのですが、そんな貴重な最後のワインを何と日本のみにリリースしてくれました(世界トップクラスのヴァンナチュール市場である日本に、このとっておきのワインを飲んでもらいたいと決めたそう)。当たり年の最後のワインを熟成に耐えるワインに仕上げるためにブドウは全て除梗し、マセラシオンの温度を通常の13℃から15℃に上げ期間も21日と1週間ほど長く漬け込んでいます。ワインは熟した桃、はっさく、キンカン、ジンジャー、キンモクセイの香り、スマートかつスパイ シーで洗練された旨味がたっぷり詰まっていて、紅茶のような優しいタンニンがじわっと余韻を引き締めます。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :グルナッシュ・ブラン60%、ユニ・ブラン40%
■ 平均樹齢 :39〜44年
■ 平均年間生産量 :本
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VdF ラ・ピティ ロゼ[2015] ワイン名はロゼ色から、ギリシャ神話に出てくるアポロンの巫女「ピュティア」のイメージが湧き命名。2015年はグルナッシュが黒痘病の被害にあったため、グルナッシュのアッサンブラージュ比率が半分に減り、メルローの比率が高くなっています。今回は残糖が瓶詰時点で7g/Lあり、かつノンフィルター、SO2無添加であることから、再発酵することも考えて王冠キャップにしています。マニュ氏個人としては、そのまま糖が再発酵し泡ができることを期待していますが、現時点では微かにクリスピーでほのかな甘さのあるとてもチャーミングな味わいに収まっています。白桃、マンゴー、サクランボ、梅、マシュマロ、杏仁豆腐の香り、フレッシュかつほのかに甘くまったりとした優しい果実のエキスが繊細なミネラルの苦みを包み込んでいます。 ―以下リアルワインガイド53号より抜粋― リンゴやチェリーにハーブの爽やかさを少々。ロゼらしいキシッとした風味もあって香りはフルーティなんだけど、味わいは大地の風味が主体。どことなくマルッとした液体の中からジワジワと味わいが出てくるタイプで、気がつくとけっこうジューシーになっていてビックリだし、もう少し待てば陽気な表情も見せてくれそう。ひたすらナチュラルでピュアなんだけど、それほどナチュラルワイン然とした味わいではないので、苦手な方でも安心してイケちゃいます。(今飲んで87+ ポテンシャル88+)※掲載ヴィンテージは2014年 750ml |
■ 生産地:フランス、アルディッシュ地方
■ 味のタイプ :ロゼ・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :メルロー55%、グルナッシュ40%、ミュスカ5%
■ 平均樹齢 :35年
■ 平均年間生産量 :本