ドメーヌ・ガングランジェ
オーナーであるジャン・フランソワ(ブリュノ・シュレールの親戚)は父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して
1990 年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。引継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996 年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。翌年の1997
年は、マルセル・ダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、以降、畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる。(勉強会は毎年開かれ、現在も続いているという)1999
年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ガングランジェを起ち上げ、自らのワインを作り始める。同年、エコセールの認証、そして、2001 年にデメテールの認証を取得し現在に至る。
現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している。(仕事が間に合わない時は時々季節労働者数人が手伝いに入る)彼の所有する品種は、赤はピノノワール、白はリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。ビオディナミはもちろん畑だけではなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを作る。
以上輸入元資料より抜粋
アルザス シャンガラ[2020] 「シャンガラ」とはアルザス語で「ジャン」の愛称の意味があり、現当主の「ジャン・フランソワ」、お父さんの「ジャン・リュック」、おじいちゃんの「ジャン・ピエール」と親子3代の名前に「ジャン」が付くことから命名。「ジャンのワイン」としてアピールしていきたいので、あえて「エデルツヴィッカー」の申請はしていません。白ブドウの各品種をプレスした際に出る澱の部分を全て集め、ピノ・ブランとアッサンブラージュしたワインですが、2020年はさらに30Lの網袋に入れたゲヴュルツのブドウを発酵中のワインに漬け込み「アンフュージョン」を試みました。瓶詰め直後のワインにオイルのような糸引きが見られた為、急きょ出荷を止め糸引きが消えるまでドメーヌの倉庫で1年寝かせてからのリリースです。ワインはゲヴュルツのアンフュージョン効果もあるのか、金柑やモミの木など香りが華やかで、昆布ダシのような旨味と強かな酸が口に広がり余韻も長め。さすが澱の部分を集めただけあり、味わい深く複雑で飲みごたえ
のあるワインに仕上がっています。ガングランジェのラインナップの中ではエントリークラスとなるテーブルワインの位置付けですが、品質的には間違いなくACアルザス以上のポテンシャルを持つ超ハイコストパフォーマンスなワイン!
1000ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :ピノ・ブラン30%、その他70%(シルヴァネール、シャスラ、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・オーセロワ)
■ 平均樹齢 :47年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス メトラ[2019] ガングランジェ唯一の混植の畑「メトラ」。ピノ・ノワールの隣にある17aほどの小さな畑で、リースリングの植樹が歯抜けになった所に、かつて彼の父親がシルヴァネール・ルージュという亜品種を混植したという何とも不思議な区画。今までは通常のリースリングにアッサンブラージュされていましたが、この「メトラ」だけ毎年突出して酸が高くキャラクターが際立っていることから、2017年より単独で仕込んでいます。2019年は軒並み減収の中で唯一の豊作だったメトラですが、醸造はブドウの窒素不足により発酵に苦労しました。ガングランジェ曰く「瓶詰めしたては香りや味わいに揮発酸を感じるバランスの悪さがあったのでリリースを一旦止め、揮発酸がワインに溶け込むまで2年間カーヴで瓶熟させた」とのこと。出来上がったワインは、メトラらしいミネラリーでキレのある味わいに仕上がっていて、「ガングランジェ」の言う通り揮発酸は熟成によりうまくこなれ、良い意味で複雑な味わいとミネラルを押し上げる役割を果たしています。グレープフルーツのような柑橘系の酸と苦みは、蟹のサラダやお寿司などと相性が良さそうです。
750ml 税込3190円 |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12,8%
■ ブドウ品種 :リースリング90%、シルヴァネール・ルージュ10%
■ 平均樹齢 :37年
■ 平均年間生産量 : 本
アルザス ピノ・グリ[2018] 日本にワインが到着した当初はピノ・グリ本来の香りがマスキングされていた為、先に2019年、2020年をリリースし、2018年は輸入元の倉庫で寝かせていました。2年の熟成を経た今、ようやく本来のピノ・グリのキャラクターが表に出始めたので、今回満を持してリリースされました。ワインはいわゆる一般的なアルザスのピノ・グリのオイリーさはなくタイトに引き締まっていて、熟成により溶け込んだ揮発酸もちょうど良い塩 梅に収まり、今はミネラルをギシギシ感じる飲みごたえ十分なワインに変化しています。ブドウにポテンシャルがあると、いわゆる醸造による欠点が時間と共に昇華されていく過程が見られるのも、ヴァンナチュール の醍醐味の一つ。今飲んでも美味しいですが、もう少し寝かせるとさらにフュメ香の風味が口の中一杯に広がる魅力的なワインに化けそうな…そんなワクワクさせられるワイン! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・グリ100%
■ 平均樹齢 :34年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス・ビル[2020] 国道を挟んでグラン・クリュの丘の対面に位置し、アルザスでは珍しい純石灰質土壌の畑で、シルヴァネールとリースリングが同じ区画内にあるため分けずに全てアッサンブラージュしたワイン。アペラシオン的には
ACアルザスですが、グラン・クリ ュの畑に次ぐ優良な畑の一つとして認識されていて、将来的に1級が格付けに加わった時には真っ先にビルが選ばれると言われるほど評価の高い畑です。2020年は、ブドウが早熟で収量も例年並みに取れた当たり年で、出来上がったワインはシャープかつエレガント、ガングランジェ自身が「ビルの理想形」と自賛するほど完璧なバランスに仕上がっています。香りはライムやグレープフルーツなどの柑橘の爽やかなアロマにリースリング特有のタール香が重なり、味わいはまるでライムジュースのようなシャープな酸と口の中を刺すような凝縮したミネラルがタイトに締めます。余韻に長く残るチョーキーなミネラルも心地良く、まさに石灰のテロワールをダイレクトに感じるキレとフィネスに満ちたワイン!
750ml 税込5940円 |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :リースリング90%、シルヴァネール10%
■ 平均樹齢 :36年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ビル・シュタイネール[2019] 2019年は南向きの「シュタイネール」の畑が、日照りの影響で収量が 50%減。1つのキュヴェにするには量が少なすぎるということから、北向きの「ビル」に収穫の時点でアッサンブラージュしました(シュタイネールの比率は25%)。2019年はブドウのポテンシャルが高い上に酵母の働きが弱く、アルコール発酵終了間近に発酵がスタッグしてしまい5g/Lの糖を残してしまいました。しかし、出来上がったワインはアルコール度数の高さと、ビルとしてはかつてないほどパンチが強く、ボリューム感があるおかげか味わいの塩梅が絶妙なバランスに収まっています。ガングランジェが「もしかしたらもう二度と同じ品質のワインがつくれないかもしれない!」と絶賛するほど強烈なインパクトを残すテロワール剥き出しのワイン!
750ml 税込5280円 |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :リースリング95%、シルヴァネール5%
■ 平均樹齢 :30年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ピノ・ブラン レゼルヴ[2018] 今回初リリースとなるピノブラン・レゼルヴ。畑は「Ruest(リュスト)」という石灰質を多く含んだ土壌で、かつてブドウは全てピノ・オーセロワと混ぜて通常の「ピノ・ブラン」、もしくはスパークリングとしてリリースをしていました。しかし、石灰質を多く含む「Ruest」のピノ・ブランと、グレ・ローズの含有量が多い通常のピノ・オーセロワとでは明らかにブドウの個性に差があり、それを毎年混ぜて味わいを平均化するのはもったいないと感じたガングランジェは、今回2018年が豊作だったこともあり、それぞれ別々に分けて仕込み、「Ruest」の区画のピノ・ブランを「Reserve(特別なキュヴェ)」に格上げしてリリース。彼曰く「レゼルヴの特徴は、石灰質の土壌から来る滋味深いミネラル」とのこと。通常のピノ・ブランが瑞々しく軽快で分かりやすいシンプルな味わいであるのに対し、レゼルヴはもう少し味わいが複雑で深みがあります。醸造は、熟成に耐え得るよう敢えてウィヤージュを行っておらず、実際出来上がったワインはフルーティーでほとんど酸化に引っ張られていません。ちなみにレゼルヴのピノ・ブランはシュレールのセレクション・マサールが使用されています。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :ピノ・ブラン100%
■ 平均樹齢 :45年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス リ-スリング レゼルヴ[2018] レゼルヴの畑の「レルシュンベルグ」は、「ビル」同様にアルザスでは珍しい純石灰質の土壌で、伸びのある酸とチョーキーなミネラルが特徴。そして、苗木は「ブリュノ・シュレール」のグランクリュ「アイヒベルグ」のセレクション・マサールを使用と、樹齢は若いながらもポテンシャルの高く将来が期待される畑。2018年のワインは複雑で、まるで美味しいダシやみりんのような染み入る旨味があり、そこに石灰質から来る質の高いチョーキーなミネラルが加わり、さらに立体感のある味わいが広がります。しかし、2020年1月にリリース予定が、かなり強い「糸引き」が出ていたので、消えるまで輸入元の倉庫で2年半の間待機。「糸引き」が完全に消えた今は、当初のオイリーなワインとは全く別物のまさに最強と言えるリースリングに進化!
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :12年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ミュスカ[2020] 2020年は収穫日が8月終わりという、歴史的な早熟の年でした。前年は収穫のタイミングが遅れてしまいブドウの潜在アルコール度数が14%まで上がり、発酵が途中で止まるのを防ぐために急遽アンフュージョンで仕上げましたが、今回はその教訓を生かしてブドウの酸が落ちる前に一気に収穫し、アルコール低めでキレのあるシャープな白ワインに仕上げました。出来上がったワインは、香りがほぼシャインマスカットで、そこにジンジャーや白いバラなど高貴な揮発系の香りが入り乱れ、まるで香水の様。味わいは、口に入れた途端まるで生レモンを口に頬張ったようなフレッシュな酸が突き抜け、後から塩気のある瑞々しいエキスが程よく口を満たします。生ガキと合わせたくなるワイン! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:11%
■ ブドウ品種 :ミュスカ・プティ・グレン50%、ミュスカ・ダルザス50%
■ 平均樹齢 :37年
■ 平均年間生産量 : 本
アルザス リ-スリング[2019] 「レーシュンベルク」の100%石灰質土壌の畑から造られるリースリング。2019年は歴史的な猛暑に見舞われ、ブドウの窒素不足により酵母に勢いがなかった年。結局発酵が最後まで終わらず、残糖が8g/L残りました。ワインは入港直後、香りに還元が感じられましたが、現在は完全に還元が消え、ジャスミンのような白い花の華やかさが全面に出ています。残糖と瓶内再発酵が少しあったせいか、味わいに軽くガスと微かな甘みを感じますが、全体的にはタイトで石灰質土壌から来るチョーキーなミネラルとシャープな酸が味わいにはっきりとした輪郭を与えています。SO2無添加、ノンフィルターの最近のガングランジェのスタイルには珍しく、リースリングの品種特徴が良く分かるストレートに美味しいワインに仕上がっています。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :39~53年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ゲヴュルツトラミネール[2020] 2020年はブドウが早熟で収量にも恵まれた当たり年で、酵母の働きも良く発酵に勢いがありました。ガングランジェ曰く「所有するゲヴュルツトラミネールの畑は、シュタイネール周辺の限りなくグラン・クリュに近い土壌に位置することもあり、今回のようにミレジムに恵まれると、グラン・クリュに近いパワフルでコストパフォーマンスの高いワインが出来上がる」とのこと。今回のワインはアルコールのボリューム、酸、ミネラル全てにグラン・クリュさながらの力強さがあり余韻も長く、それでいながら酒質はとても瑞々しくフルーティーで、この絶妙なギャップがたまらなく魅力的!さすがガングランジェを代表するワインです。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ゲヴュルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :55年
■ 平均年間生産量 : 本
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VdF ゲヴュルツトラミネール マセラシオン[2018] 2018年はブドウが早熟で収量にも恵まれた当たり年で、前年同様にグラン・クリュ「シュタイネール」の若木のブドウだけを使って仕込みました。当時日本に入港したばかりのワインは、酒質が強く口の中が痛くなる 程にミネラルのエッジが立っていた為、輸入元の倉庫で2年以上寝かせてミネラルの鋭さが和らいだ頃合いを見計らい、今回リリースに至りました。グラン・クリュの畑だけあって、ワインは香り高く骨格がしっかりとしていて、長熟を予感させる圧倒的なエネルギー感。開けてから数日経っても味わいが全く落ちず、むしろ香りがどんどん上がってくるようなポテンシャルがあり、何日かゆっくりと時間をかけて飲んだり、もしくは料理とのペアリングに合わせるグラスワインとしても重宝しそうです(輸入元によると、「カラスミ」との組み合わせに鳥肌が立つ位の感動を覚えた!とのこと)。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ゲヴュルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :9~22年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ピノ・ノワール[2020] 2020年はガングランジェの自信作で、太陽に恵まれ今までの中で一番早い収穫でした。また、収穫したブドウは腐敗がほとんどなく、豊作にも恵まれた当たり年。出来上がったワインは、ピノ・ノワールの明るい果実の妖艶さを備えながらも、鰹ダシのような凝縮した旨味をしっかりと感じる上品でチャーミングな味わいに仕上がっています。アルコール度数は12.5%とそれほど高くないのに長熟を予感させるポテンシャルがあり、もう少し寝かせてから飲んでも面白そうなワインです。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :33年
■ 平均年間生産量 : 本
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KST[2020] グラン・クリュ「シュタイネール」のピノ・ノワールに、「Kopfacker(コフファッケール)」と呼ばれる、「シュタイネール」の中でも最も良質な石灰土壌を持つピノ・グリを混ぜて赤ワインのように仕込んだワイン。2020年は豊作が期待されていましたが、収穫直前に鳥と鹿にブドウを食べられ結局収量は半減。醸造は動物の食べ跡など傷ついたブドウをきれいに取り除くために全て除梗し、クラシックなマセラシオン・スタイルで仕込みました。出来上がったワインは、さすがグラン・クリュ「シュタイネール」のブドウを使っただけあって、剥き出しのミネラルが超タイト。果実味はジューシーというよりも、シャンピニョンやお味噌のような香ばしい旨味があり、ジビエ料理全般もしくは内臓の煮込み料理との相性が良さそうです。もう少し瓶熟させて、ミネラルやタンニンの角が落ちた頃に飲むと大化けしそうな、ポテンシャルの高さを持ったワイン。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール50%、ピノ・グリ50%
■ 平均樹齢 :21~45年
■ 平均年間生産量 : 本
アルザス ピノ・ブラン[2019] 2019年は歴史的な猛暑に見舞われた年で、日照りにもかかわらずブドウの房は多く、収量は60hL/haとしっかり取れてましたが、酵母の働きに必要な窒素がいつもよりも不足していた為、発酵が最後まで終わらなず残糖を8g/L残した状態で瓶詰め。SO2無添加、ノンフィルターによる再発酵のリスクを考え、リリース前に瓶詰めしたワイン十数本を暖かい場所や日に当たる場所に6ヶ月間置き「Test
de tenue a l’air(ワインをプロテクトされていない厳しい環境に置き、状態の変化や耐性を見るテストのこと)」を実施。ワインが大きく動かないことを確認してからリリースに至りました。出来上がったワインは、軽く微発泡を感じるフルーティで爽やかなワインに仕上がり、ほんのりとした甘さの中に柑橘系の酸と心地よいほろ苦さがあり、アルコール度数13.5%とは思えない滑らかさと軽快感があります。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・やや辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・オーセロワ100%
■ 平均樹齢 :64年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ミュスカ アンフュージョン[2019] アルコールのボリュームと骨格を付与する「ミュスカ・プティ・グレン」と、酸のフレッシュさと軽快さをワインに付与する「ミュスカ・ダルザス」のブレンドによるワイン。2019年は歴史的な猛暑と日照り、そして特にミュスカ・ダルザスは「ボワミ」と呼ばれる尺取虫と鹿による被害で収量を大きく落としました。ガングランジェ曰く「今回、収穫したブドウの潜在アルコール度数が高かった為、発酵が途中で止まるのを防ぐために、収量の少ないミュスカ・ダルザスを除梗してミュスカ・プティ・グレンのジュースに漬け込むような形でアンフュージョンした」とのこと。出来上がったワインはライチや花の香りが華やかで、エキスに透明感がありながらもしっかりとしたミネラルと骨格を感じる味わいに仕上がっています。アルコール度数が14%といつものミュスカより高いですが、アルコールによる熱さや重たさはなく、代わりにガツンとパンチの効いたミネラルの旨味がアフターを支配。ただのACアルザスのミュスカと思えない位コストパフォーマンスの高いワインです。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ミュスカ・プティ・グレン80%、ミュスカ・ダルザス20%
■ 平均樹齢 :36年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ピノ・グリ シュタイネール[2017] 前年までグラン・クリュ申請をしていたピノグリ・シュタイネールですが、SO2無添加のワインに対し厳しい偏見を持つ「INAO」に嫌気がさした「ガングランジェ」は、2017年からグラン・クリュの申請を止め、敢えて
ACアルザスでリリースすることにしました。2017年は春の遅霜と日照りにより収量は落ちましたが、品質的にはブドウがしっかりと完熟した当たり年。出来上がったワインは、残糖が1.5g/Lの辛口ながら、アルコールのボリュームから来るほのかな甘さとピノ・グリらしい魚を網焼きした時に香るフュメ感、そしてアラゴナイトの土壌から来る鉱物的なミネラルが一体となり余韻に長く続きます。また、後半からせり上がるミネラルは、まるで凝縮したエネルギーの塊をダイレクトに口の中に入れているような強烈な印象を残します。開けたても十分にパワフルで美味しいですが、1週間放置しても味わいが全く落ちない、まさにモンスター級のワイン!
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・グリ100%
■ 平均樹齢 :42年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ピノ・ノワール レゼルヴ[2019] 2019年は「ボワミ」と呼ばれる尺取虫と鹿による被害、そして歴史的な猛暑による日照りの被害により収量は20hL/haと例年の半分以下…。それに加えピノ・ノワールのトップキュヴェの1つである「サンシュタイン」の収量が80%減だったことから、通常のピノ・ノワールとアッサンブラージュして今回新しく「ピノ・ノワール レゼルヴ」を仕込みました。いつもだと熟成は23hLのフードルですが、今回は収量が少ないので228Lの古樽で熟成。出来上がったワインは中身がしっかりとしていて骨格があり、凝縮した鰹出汁のような旨味と2019年のミレジムから来る凝縮したタンニン、そして鋭いミネラルが余韻をタイトに締めます。香りはコンテチーズのような還元とも取れるようなクセのあるアロマがありますが、味わいはまさに長熟を予感させるような旨味がぎっしりと詰まっていて、できればもう数年瓶熟させてから飲んでみたいポテンシャルの高さを窺わせるピノ・ノワールです。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :50年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス シルヴァネール[2018] 2018年は大豊作に恵まれた当たり年で、早熟かつ収量が多かったにもかかわらずブドウが十分に熟しました。醸造は途中発酵が停滞しボラティルの上昇がありましたが、アルコール度数が13%でボディーがしっかりしている為、味わいはむしろシャープかつ複雑で噛めば噛むほど旨味の増す魅惑的なワインに仕上がっています。タルトフランベなどカジュアルな食事はもちろん、和食であればお寿司にも良く合いそうなワイン。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :シルヴァネール100%
■ 平均樹齢 :51年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ゲヴュルツトラミネール アン・フュージョン[2015] 亡き友人の所有していた「ツィンコフレ」のゲヴュルツに「シュタイネール」のゲヴュルツを20%混ぜプレスし、アンフュージョン(少量の果皮や果粒などを浸漬し、風味づけを行うこと。ブドウに付着した野生酵母により発酵促進の効果もあります)を施したキュヴェ。2015年はゲヴュルツが完熟しすぎてアルコール度数が高く 酸が少なかったことから、通常の仕込みではボラティルが上がり発酵が終わらずに糖が残ると判断し、1000Lの果汁に対してバケツ2杯分(約10kg)の除梗したシュタイネールのゲヴュルツを網袋に入れて漬け込み、12ヶ月のアンフュージョンを敢行。さらに熟成中はウイヤージュを一切行わず、軽く酸化させることで複雑さを引き出しています。出来上がったワインはゲヴュルツの個性を残しつつ、マセラシオンと酸化の要素がさりげなく味わいに感じられとても複雑。今回は2018年以来の再リリースとなりますが、ガングランジェのカーヴでさらに2年間熟成させたワインは、よりゲヴュルツのスパイシーさと複雑な旨味が融合された力強い味わいになり、グランクリュのテロワールの底力を感じさせる仕上がりです。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :ゲヴュルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :30年
■ 平均年間生産量 : 本
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お一人様1本限定 アルザスGC ピノ・グリ シュタイネール[2016] 2016年のピノ・グリはミルデューに加えて雹に当たり、最終的に残ったブドウはほぼパスリヤージュされ 糖度の高いものばかり。醸造は発酵に勢いがありましたが、ブドウ自体のポテンシャルも高く、最後まで発酵が終わり切らず。しかも瓶詰め後の熟成途中でオイリーな位の糸引きが出てしまい、2年の倉庫熟成を経てやっとリリースできる状態に仕上がりました。出来上がったワインは、SO2無添加ゆえ瓶内再発酵し若干クリスピーですが、ピノ・グリの特徴であるフュメ感が満載。アラゴナイト
土壌の刺すようなキレのあるミネラルに、ほのかな甘みが加わり絶妙なバランスを醸し出しています。まさにオイルのような糸引きが瓶熟によって消えると、こんなに美味しくなるのだというのをダイレクトに示したワインです。飲む時は「ビル」同様思いっきりカラフしてガスを抜くのがオススメ。開けてから数日置く
とこのワインの美味しさがさらに引き立ちます。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ピノ・グリ100%
■ 平均樹齢 :41年
■ 平均年間生産量 : 本
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お一人様1本限定 アルザス ピノ・ブラン グル・グル[2018] 畑は2016年にペット・ナットの「シャンガラ・ビュル」に仕上げた区画と同じ。今回ペティアンに仕上げなかったのは、前半の発酵のスピードが早過ぎたのと、発酵中の澱が冷却しても中々沈まず清澄がうまく行かなかったことがきっかけ。しかし、ガングランジェが糖を少し残したまま冷却した発酵途中のワインを試飲した時に「これはスティルワインでも行けそう!」と思い、急遽趣向を変えスティルワインに仕上げました。出来上がったワインはあまりにも軽快で喉越しが良かったことから「Goul-Goul(グビグビ行ける飲み物)というワイン名に。ワインは確かに名前の通りみずみずしく軽快、それでいてきちんと鉱物的な滋味と繊細な旨味が残っているから、どんどんワインが進みます!
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :ピノ・オーセロワ70%、ピノ・ブラン30%
■ 平均樹齢 :35年
■ 平均年間生産量 : 本
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お一人様1本限定 アルザス ゲヴュルツトラミネール シュネッケンベルグ[2015] 初リリースとなるゲヴュルツの「シュネッケンベルグ」。ガングランジェ曰く「シュネッケンベルグはグランクリュ・シュタイネールの中にある畑名で、アラゴナイトを最も多く含んだ最良の区画」とのこと。通常は「シュタイネール」にアッサンブラージュするところ、当たり年のミレジムだけ「シュタイネール」と分け、今回のように特別キュヴェとして仕込んでいます。ワインは、まさにスーパー・ゲヴュルツとも言うべき、パワフルでアラゴナイトの剥き出しのミネラル感がビシビシと感じられる仕上がり。単体で飲むよりは豚や鳥などの肉料理、もしくはスパイスの効いたオリエンタルな料理と合わせるのがベスト。「シュタイネールは最低 5 年以上の熟成が必要」とガングランジェが言うのだから、その上を行く当たり年しか仕込まな い「シュネッケンベルグ」は更なる熟成ポテンシャルを秘めているはず! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:15%
■ ブドウ品種 :ゲヴュルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :30年
■ 平均年間生産量 : 本
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お一人様1本限定 アルザス ピノ・ノワール サンシュタイン[2018] 2018年は品質に恵まれた当たり年で、ガングランジェ曰く「2018年のピノ・ノワールは果皮にアントシアニンを多く含んだ年だった」とのこと。収穫したブドウがきれいな状態を保っていて、梗も十分熟していたので、マセラシオンを5週間と長めに漬け込みました。出来上がったワインは、果実味が柔らかくミネラリーで、かつタンニンがしっかりと抽出されていて長熟を予感させます。上品ながらもポテンシャルが高く、あと5年以上熟成した頃からが本領発揮!
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :56~80年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス シルヴァネール レゼルヴ[2017] 通常のシルヴァネールとレゼルヴの違いについて、ガングランジェ曰く「レゼルヴの方が平均樹齢50年と通常のシルヴァネールよりも25年古く、また畑が国道を挟んで反対側にあるビルの畑と同じ石灰質の丘にあり、 グレローズは混じっているが圧倒的に石灰の影響を受けていることから、味わいがよりきめ細やかでフィネスがある」とのこと。2017年は春の遅霜と日照りに遭い収量は30%減…。しかし、出来上がったワインは、かつてガングランジェが造ったシルヴァネールの中で一番の仕上がりと自負している程。相続の関係でシルヴァネールの大半の畑を手放した現在、通常のシルヴァネールはネゴスの畑、そしてレゼルヴは自社畑とキュヴェを分けるようです。 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :シルヴァネール100%
■ 平均樹齢 :50年
■ 平均年間生産量 : 本
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ヴァン・ムスー ペット・ナット シャンガラ・ビュル[2016] 久々にリリースするガングランジェのペティアン・ナチュレル。前回の 2015年はピノ・ブランが80%、ピノ・オーセロワが20%でしたが、今回はピノ・オーセロワが80%、ピノ・ブランが20%と比率が逆になっています。瓶熟1年目で既に泡が出来ていましたが、ワインがオイリーだった為、さらにもう1年瓶熟。味わいはタイトかつ泡立ちも繊細で、まったりと柔らかな白い果実のエキスを、目の覚めるようなキレのあるシャープな酸が支え、まるで搾りたてのグレープフルーツ・スカッシュを飲んでいるような爽快さがあります。尚、2020年からは遺産分割により、ガングランジェのピノ・オーセロワの畑が大幅に減ってしまう為、これからは気軽にペット・ナットを造れなくなってしまうかもしれませんので、今回のリリースを是非お見逃しなく!
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :泡白・辛口
■ アルコール度:11,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・オーセロワ80%、ピノ・ブラン20%
■ 平均樹齢 :33年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス リースリング レルシュンベルグ・アンフュージョン[2017] 今回初リリースのキュヴェで、ワイン名の「レルシュンベルグ」は区画の名前(リースリング・レゼルヴの畑と隣接)。アンフュージョンとは「煎じたもの」という意味で、スキンコンタクトのようにブドウ自体を漬け込むのではなく、ちょうどティーバックの紅茶をお湯の中で煎じるようなイメージで、袋に入ったブドウを発酵熟成中のワインの中に入れ、長く煎じたものをアンフュージョンと呼びます。今回は1000Lのリースリングに対してグランクリュ・シュタイネールのゲヴュルツトラミネール30㎏分がアンフュージョンされています。ガングランジェ曰く「効果としてはスキンコンタクトっぽさを出さずに、ワインの味わいに新たな風味とアクセントを加えることができることと、もう一つは皮付きの酵母により発酵を促進させるというメリットがある」とのこと。ワインはフルーティで香りが良く、柔らかな白い果実のエキスに、シャープな酸と心地よい鉱物的な苦味が溶け込んでいます。彼曰く「今回のワインの中にある滋味深い上品な苦みは、アンフュージョンから来るフレーバー」とのこと。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :50年
■ 平均年間生産量 : 本
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VdF ピノ・グリ シュタイネール マセラシオン[2017] ガングランジェの自信作!今まで「ピノ・グリ シュタイネール」は通常の白の造り方で仕込んでいましたが、今回初めてスキンコンタクトにチャレンジ。ピノ・グリの酸味を落とさないよう早めに収穫し、100%全房でマセラシオン・カルボニックのようにブドウに負荷を掛けず、抽出を抑えながらゆっくり時間をかけてスキンコンタクトを行いました。ピノ・グリはゲヴュルツトラミネールのように熟すとブドウ自体が色づくため、ワインは限りなく赤に近いロゼ色に仕上がっています。桃やクエッチ、フランボワーズ、サクランボなど、赤や白の果実アロマが複雑に絡み合い、味わいもとても艶やかで明るく、スパイシーな味わいが食欲をそそります。ガングランジェ曰く『今回の「ピノ・グリ シュタイネール」のように素晴らしく美味しいワインを「Le
petit Jésus en culotte de velours!(=五臓六腑に染み渡るワイン)」』と表現するそうです(直訳するとビロードの半ズボンを履いた神様があなたのお腹に中に降臨するという意味)。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :ロゼ・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ピノ・グリ100%
■ 平均樹齢 :41年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ピノ・ノワール サンド[2016] 2016年は特にピノ・ノワールのミルデュー被害が大きかった年。サンシュタインの畑は樹齢の一番古い樹を挟むように平均樹齢60年の樹が植えられていますが、ガングランジェ曰く「ミルデューにより一番古い樹の大半がやられてしまったため、今回はサンシュタインとは名乗らず
Sand(サンド)という名前にした」とのこと。醸造は古樽を使わず250L の一番小さなフードルを使用。ワインは赤い果実以外に赤味噌やシャンピニオンのような香りがあり、果実味艶やかで旨味を感じます。開けたてはやや微発泡しているため、カラフがオススメです。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :60年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス キュヴェ・ビル[2012] ガングランジェの倉庫に眠る秘蔵のバックヴィンテージが特別リリース!(2012年当時、ビルはリースリングのみがリリースされ、この区画のシルヴァネールは他の区画のシルヴァネールとアッサンブラージュされていました)ワインはハチミツやドライイチジクなど熟成による香りが出始めていて、味わいもハチミツのようなまったりとしたエキスの中に出汁のようなエキス感とチョーキーなミネラル感が合わさった複雑な味わい。若い果実味が削ぎ落され、ビルのテロワールが前面に出た素晴らしいワインです。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :37年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス ピノ・グリ シュネッケンベルグ[2006] シュネッケンベルグの区画はグランクリュ・シュタイネールの畑内にありますが、樹齢が若いという理由で敢えて申請をしていません。2006年は収穫直前に雨が続いたためブドウの選果が必須で、ワインは発酵が止まってしまったため残糖が13g/L残っています。現在瓶詰めから10年の熟成を経て、残糖はワインに複雑さを与え、見事に馴染んでいます。香りは果実からシャンピニオンや麹のような熟成香に変化し、味わいもギュッと凝縮した出汁に通ずる奥深い風味が感じられます。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・やや辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ピノ・グリ100%
■ 平均樹齢 :18年
■ 平均年間生産量 : 本
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アルザス・ビル サンスフル[2015] ビルは区画名で、2014年までシルヴァネールとリースリングを別々で仕込んでいましたが、ビルの土壌は他よりも石灰質の特徴がはっきりと出ていることから、品種の特徴よりも畑のテロワールを一つのワインで表現した方が良いとの判断で2015年から2つの品種を混醸で仕込んでいます。ガングランジェ曰く、ビルの石灰質土壌はミネラルと酸がとても繊細で味わいに深みのあるワインができるとのこと。ワインはネクタリン、アプリコット、ドライパイナップル、びわ、ココナッツ、アカシアの香りに、ピュアかつスパイシーで凝縮した旨味エキスを線の細い酸とタイトなミネラルがじわっと引き締めます。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :リースリング85%、シルヴァネール15%
■ 平均樹齢 :30年
■ 平均年間生産量 : 本
アルザスGC リースリング シュタイネール[2012] 前回「2010年でグランクリュは最後!」と言いつつ、2012年で再びグランクリュが出てくるところは何とも彼らしい(そこはご愛嬌ということで…
)。しかし、今回の2012年が本当に最後のグランクリュのようです。ワインはフルーツの甘い香りから想像できないガツンとくるドライな味わいで度胆を抜かれます。グランクリュに必ず必要とされる残糖量が全くないのですが、よくこの辛口でグランクリュが通ったものです…。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :14年
■ 平均年間生産量 : 本
アルザス ピノ・ノワール シュタイネール[2008] 収穫日は10月3日。「So2ゼロ、ノンフィルター!100%全房ブドウで除梗破砕なし!ブルゴーニュ樽で熟成!」と、ガングランジェが新たにチャレンジした自然派ワイン!グルナディンや白いバラ、鉱石などミネラルの香りもある。ワインはピュアで、やさしい果実味、精細な酸と旨味、ミネラルが絶妙に溶け込んでいる!余韻にミネラルが残る。
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :ピノノワール100%
■ 平均樹齢 :9年
■ 平均年間生産量 : 本
アルザスGC ゲヴュルツトラミネール シュタイネール [2006] ガングランジェで1番人気のフラッグシップワイン!!リンゴや白い花、香水のような官能的な香り!ワインに骨格があり、エレガントな酸と広がりを持ったやさしい甘味のバランスがすばらしく絶妙! 750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ゲヴュルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :50年
■ 平均年間生産量 : 本
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VDTシャルドネ レ・アマンディエール[NV(2006)] アーモンドやジンジャー、ハチミツの香り。味わい豊かで凝縮感があり、酸とのバランスがすばらしい、個性のある白の辛口。ガングランジェの隠し玉! こんな美味しいワインが最後のヴィンテージなんてもったいない~! ―以下リアルワインガイド22号より抜粋― アルザスではとても珍しいシャルドネのモノセパージュ。畑を売りに出したため、最初で最後のリリースらしい。葡萄の熟度が高いにも関わらず、レモンとグレープフルーツの中間的な酸度もしっかり、味の押しが強く、酸がはらはらと解れていくような余韻。切れも有るが、どこか不釣合いな印象が拭い切れない。多彩にある要素が細やかでしっかりしてさえいれば評価はより高くて良いはずだが、きっと余りに対極的な反発しうる表情を、どのように取ったら良いのか飲み手が戸惑うせいだろう。でも当然ながら悪い訳ではない。(今飲んで89 ポテンシャル90) 750ml
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■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :10年
■ 平均年間生産量 : 本
クレマン・ダルザス[2005] デゴルジュマンは2008年6月初め。デゴルジュ後、目減りした分のドザージュは、同じミレジムのクレマンで満たす。ミネラルや酵母、ライムの香り。キレのある酸と苦味を伴なったミネラルのうまみが柔らかなムースに包まれ、味わいに複雑さを醸しだす!
750ml |
■ 生産地:フランス、アルザス地方
■ 味のタイプ :泡白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・オーセロワ、ピノ・ブラン
■ 平均樹齢 :50年
■ 平均年間生産量 : 本