「三千盛」 ㈱三千盛(岐阜県)
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![]() 徳川時代から明治の末頃までは、「金マルヲ」「銀マルヲ」「炭マルヲ」の名前で売っていたのですが、明治末「金マルヲ」は「黄金(こがね)」と名が変わり、ところが「黄金」を名乗る銘柄が全国で20以上もあり、何とか独自の名前をつけたいとレッテル屋が持って来た「三千盛」を採用しました。戦後、甘口全盛の時代から辛口にこだわりつづけ、現在も「水のような酒質」と呼ばれる酒を造っています。 |
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三千盛 純米 名前の読み方についてよく聞かれるこのお酒。「みちさかり」と読みます。或る評論家は「三千盛」を飲んで、辛口というよりも「水口」の酒だと評し、また霞みたいで仙人の飲む酒だ、といった人もいました。「水みたいに抵抗なくいくらでも飲めて、しかも日本酒独特の旨さがあり、酔いざめのいい酒」これが最高の酒だと信じ、余分な味を取り除き、日本酒独特の旨さだけを残す。品評会等では「味不足」と批評されることもありますが、味にふくらみがありながらも、爽快な酸味が味を引き締め立つ鳥あとをにごさず。料理を選ばない万能酒!
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